音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ラフマニノフ:交響曲第3番、カプリッチョ・ボヘミアン 他 / ヤルヴィ,パリ管弦楽団 (2015 ハイレゾ 44.1/24)

朝、何気なくハイレゾの新譜情報を見たらこのアルバムがエントリーされているじゃないですか。しかもお値段2,263円。Amazonで国内盤のCDを買うと、2枚組で3,700円なのでありますよ。それが故に見送っていた作品なのに、この値段を見てしまうとそりゃぁ欲しくなるじゃないですか。しかも丁度いいタイミングで、e-onkyoのダイヤモンド会員に上がったのでボーナスポイントを5,000ポイント頂いたばかり。迷うことなく購入。そして、2枚組の1枚目分を再生。

ラフマニノフというと、どこか物腰が柔らかいようなイメージを勝手に抱いていたのだけれども、こうやって交響曲で聴いてみると、随分とアクセル全開の楽曲もあり、聴き応えがあるじゃないですか。

コープマンから入って、バッハとモーツァルトを聴くようになり、どこからの影響だったかブラームスを聴くようになり、ラトルの放送を見て一目惚れして雑多にラトルの指揮による音楽を聴くようになり、そしてヤルヴィのベートーヴェンでショックを受けて更にはシューマンに手を出してという、大まかに語ればそういった流れでクラシックを聞きかじるようになってようやく10年くらいといったところかな。それでもまだまだ全然初心者の域を出ることが出来ないと言うのだから、クラシックというのは本当に沼のようなものだと実感。しかもまだまだ「聴き込む」という領域までは踏み込んでいないことを痛感しているので、やはりクラシックは奥が深いものなのだな、と改めて感じ入るわけであります。

逆に語れば、永遠に枯れることのない鉱脈に手を出してしまったともいえるわけで、自分が音楽好きを続けられる限りは、クラシックもきっとまだまだ長い目で少しずつ物を語れるようになってくると老後の生活も平和だろうな、などと考える次第なのです。そうか!老後はクラシックか!