売野&芹澤コンビから離れ、完全にアーティスト路線を歩み始めた5thアルバム。
チェッカーズがやりたかったロックの初期衝動で埋めつくされた楽曲群。故に、コンセプト的なものはないけれども、楽曲毎のバラバラさ加減が聴いていて面白い作品でもある。まだ微妙にそれまでの路線も残っているあたりが、完全脱皮とまでは行かなかった、ある意味においての野心作。
個人的には「TOKYO CONNECTION」が白眉。このアルバムは小学生と中学生の境目あたりで聴いていたのかな。とにかくこの1曲にぶっ飛ばされたのをはっきりと覚えているし、今でも愛してやまない1曲。