音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

ベートーヴェン:交響曲第7番 / カルロス・クライバー, ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1976/2018 44.1/16)

夜明けのクライバー。ジャケット写真が目に止まったのでこれを。

どっしりし過ぎず、上品になり過ぎず。滑らかでありながらも上滑りせず。指揮が力技で振り回すこともなく、それでもオケは朗々と歌う。これがクライバーなのだな。

1970年代の最新式は2020年代からすればオールドスタイルでもあるが、定番としての顔を持つだけの格がここにはあると言うことか。

朗々の「朗」は「朗らか」の「朗」でもあるか。

そのようなよしなしごとを漠然と考えながら。

DG録音全集 12CD+1BDA