2023-07-16 ベートーヴェン:交響曲第7番 / カルロス・クライバー, ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1976/2018 44.1/16) Classical Music 夜明けのクライバー。ジャケット写真が目に止まったのでこれを。どっしりし過ぎず、上品になり過ぎず。滑らかでありながらも上滑りせず。指揮が力技で振り回すこともなく、それでもオケは朗々と歌う。これがクライバーなのだな。1970年代の最新式は2020年代からすればオールドスタイルでもあるが、定番としての顔を持つだけの格がここにはあると言うことか。朗々の「朗」は「朗らか」の「朗」でもあるか。そのようなよしなしごとを漠然と考えながら。