音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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トワイライトシンドローム / ADAM at (2019 ハイレゾ 96/24)

何かないかなー、とApple Musicを漁っていたら、見つけました。

ファニーでハッピーなピアノジャズ。邦物。

1曲1曲が短く、あっと言う間に聴き終えてしまった。最後の曲が終わった後に「あー、なんか元気になったかも」と思える多幸感。曲の構成は単純なのだけれども、頭をスッキリとクリアにさせるには、これくらいの分かりやすさが丁度いい。

自分的掘り出し物でありました。いいね、これ。

トワイライトシンドローム 【Hi-Res】

ベートーヴェン:交響曲第7番 / ベーム, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1972/2018 ハイレゾ DSD64)

手駒にあったのよね、これ。なかなか聴ける機会がなかったので、ようやくここでひもといた。

ベームとウィーン・フィルのベートーヴェンは第6番をESOTERICのSACDで持っていたのですが、これがまた非常にまろやかかつ芳醇な演奏で。それを期待してこのDSDファイルも購入していたのです。

そして期待に違わず、なんともマイルドな音世界が展開されるベートーヴェン。

1972年という古さ、その当時の音の作りを今の技術でブラッシュアップして表現されると、ここまでリッチかつたおやかに表現されるものかと、本当にいつもいつも同じような感想を抱いてしまうのであります。

ベートーヴェン:交響曲全集 【Hi-Res】

ブルックナー:交響曲第8番 / ヴァント, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (2001/2019 SACD)

超大作、ブルックナーの8番を。一楽章ごとにじっくりと腰を据えて聴く。

確かに明確なメロディはない。果てなく広い湖の淵に立ち、風がいたずらする波を眺めているかのような感覚。

それは場面転換と楽器の構成で作り上げられる幻想のようなものであり、それでいて楽曲の本質でもあるかのように思えてくるから不思議なもので。

心と時間に余裕を持てているからこそ堪能できるブルックナー。綴られる詩はページをめくれどもめくれども終わりを感じさせない。