音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Come Away With Me (Remastered 2022) / Norah Jones (2002/2022 SHM SA-CD)

結局SHM SA-CD盤も購入してしまいました。

先日購入した96/24版とあえて比較する必要はなく。DSDにはDSDの、PCMにはPCMの魅力があるわけです。

音楽の中身については、もうこれ以上何も語れません。聴けば聴くほどに身体に染みこんでくる演奏とボーカル。

20年前ではまだよく理解し切れていなかった領域が、ようやくこの歳になってすんなりと受け入れられるようになってきたと、取りあえずはそれだけをコメントしておこうかと。

ノラ・ジョーンズ (限定盤)(SUPER AUDIO CD)(特典:なし)

Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios / 宇多田ヒカル (2022 96/24)

先週から再生回数を重ねているアルバム。宇多田ヒカルスタジオライヴアルバム。

オーディオ的には音の定位と音場感がとにかく素晴らしい。重ねられている楽器の数が少ないために見通しも良く、宇多田ヒカルのボーカルも一層のリアリティを持って迫ってくる、これは逸品と言っても良いほどのハイクオリティ。

イヤホンで聴いてもスピーカーで聴いても、それぞれの特徴の良いところを引き出してくれる音源でもある。

音楽的には、最新オリジナルアルバムにおいて極北にまで達した宇多田ヒカルが、ここではその極北感を保ったままで、さらに有機的な体温をレイヤーとして重ね合わせ、人間としての宇多田ヒカルがそこにいたことを思い出させてくれる雰囲気をまとっている。

表現者としての「クール・ビューティ」さに磨きがかかって、もう寄せ付けるものが何もない世界からさらに自分だけの階段を大きく駆け上がってしまったことを宣言しているかのよう。

様々な角度から見て、これは「極みの逸品」でありますよ。

Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios 【96/24】

SEA IS A LADY 2017 / 角松敏生 (2017 96/24)

本日の朝一に。

このブランクの一週間は普通に生活していたのだけれども、あまりにも普通過ぎて、ブログを更新するまでの気力も体力もなかったような気がする。自分の事ながら他人事のように。

昨日は仙台日帰り旅行でありました。お墓参りと友人の快気祝いが目的だったのです。新幹線の終電で帰ってまいりました。

そしてこの一週間はじっくりとCG-10Mの音と向き合っておりました。それもあってブログに手をつける時間もなかったのだろうと。

SEA IS A LADY 2017(通常盤)

シベリウス:交響曲第1番 / クラウス・マケラ, オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 (2022 96/24)

もうね、グッと来るよね。これでグッと来なきゃ嘘だよね。

端正でありつつも野性味十分なシベ1。マケラの末恐ろしさを実感しましたよ。この先一体どんな指揮者になっていくのだろうか。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 / マウリツィオ・ポリーニ, クラウディオ・アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1992/2022 Hybrid SA-CD)

CG-10Mの導入効果はDSD音源に最も顕著なのだよね。音のきめが非常に細かい。それでいてダイナミクスも十分に保たれる。聴いていて耳が喜ぶ系の音になるのですよ。

そこにポリーニとアバド指揮ベルリン・フィルによるこの演奏。これで聴いていてシビれないわけがない。

休日のエネルギー充填には十分すぎるほどの気持ちよさ、ズバリ、快感でありました。

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