音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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CATALOGUE THE BEST 35th anniv. / BUCK-TICK (2022 44.1/16)

Disc5をようやく聴いた。

この多幸感と現役感はどこから現れてくるものなのか。

それがこのディスクを聴いて感じたこと。キラキラからギラギラまで、BUCK-TICKのメンバー全員がそこに向かって欠ける要素なく演奏をし歌い上げることに鍵があるのか。

初めて聴く曲ばかりがここには収録されているが、そのどれもが意味のあるピースとして燦然と輝いていることに目眩をおぼえるほど。眩しすぎるのですよ。

「Ver.2021」と銘打たれた「JUST ONE MORE KISS」が流れてきた瞬間に、その眩しさは極まったと思いましたね。この明るさは危険過ぎる。その明るさがとてつもない生命力として目の前にあふれかえっている。そりゃ現役感もあるわけですよ。枯れている要素が何一つとして感じられない。

と、ようやく5枚組を最後まで聴き通せたわけですが、BUCK-TICKというバンドの底知れない深みの淵を見たような気にさせられるコンパイルでしたね。これだけの大ボリュームでありながらも、飽きさせる要素が何もない。

これは確かにバンド界における日本の国宝だわ。大きく見直しました。

CATALOGUE THE BEST 35th anniv. [通常盤] [5SHM-CD]

double Decades / fripSide (2022 96/24)

事実上の本日の朝一に。

自分にとってのハイレゾオリエンテッドなアーティストは宇多田ヒカルとこのfripSideです。誰にバカにされようが誰に何と言われようが。

これこそ私がオーディオファイルになれないゆえん。いや、音圧の高い音楽を排除したがるオーディオファイルになれないゆえんだな。

高音圧な音楽を好んで聴くオーディオ好きだってここにいるのですよ。

double Decades

Blue / Diana Panton (2022/2023 DSD128)

冬の最中。夜は落ちる。

季節柄なのか、日照時間が少なくなることによる脳内物質の低下が引き起こすのか。昨年もこの時期から大きく落ちていた。

あの時はバースデー・ブルーなどとうそぶいていたが、どうやらこの気分の落ち込み方は本物のようであり。

気が滅入る、ともまた異なる。あれは瞬間的に訪れるものであって、落ち込みは期間単位で長く続く。

かと思えば10分やそこら日に当たっているだけで、爆発的に気分が向上したりもする。季節的な双極、対比による相対的な落ち込み、なのだろうか。

不幸なことに夜は長い。いや、夜が深い。それが冬。身体の機能が落ち、それに伴い脳も沈んでいく。そうであればあるほどに夜の深さが身に染みる。全身が夜へと溶け合っていく。夜の重力にとらわれる。

一方でそれを不快とは思わない自分もいる。季節が自分を受け入れてくれるような感覚。真夏のようにお互いが否定しあうこともない。

頭の中は思うこと、考えることで満たされる。思索といえるほど気取ったものではないが、物思いに耽る、程度には表現してもよい。それは気力が満ちていることを現してはいないか。

落ちてはいくが、戻ってくることも出来る。それは長年の経験の末に学んだこと。だからこそ落ちてよい時にはどこまでも落ちていける。そのうちにそれにも飽きて浮上せざるを得なくなる。

2時間ほど落ちていた。音楽の力を借りて落ち、そしてその力を借りて浮き上がった。真冬の午前5時前。このようなたわ言を書ける程度には、今の自分がここにある。

やはりこれは真冬の双極。自分の中にある心の友人が季節とともに再びやって来ては、この扉を叩いているのだ。

blue

MISIA THE GREAT HOPE BEST / MISIA (2023 96/24)

Disc2部分を聴く。

しかしまぁ、本当に耳にダイレクトに入ってくる楽曲ばかりを取り揃えているものだよね。朝のながら聴きだったのだけれども、ちょくちょく曲に耳を奪われておりました。

MISIAの良さなんて10年前ではこれっぽっちも気がつかなかったのに。

MISIA THE GREAT HOPE BEST (通常盤) (特典なし)

JIMSAKU BEYOND / JIMSAKU (2021 96/24)

本日の朝一に。

昨日は上白石萌音@日本武道館へ行ってきました。そのライヴ鑑賞記を書くかどうかは別として、素晴らしい内容のライヴであったことだけはとりあえずメモしておきます。

さて、今日から一週間は月末最終週。忙しくなりそうですよ。

JIMSAKU BEYOND(通常盤)