起床時よりも体調が良くなっている。今日は一日家でじっとして、とにかく静養。
Bill Evans Top of the Gate Remastered in DXD & DSD / Bill Evans (2020 DSD256)
咳のしすぎで頭は痛いし、鼻の周りはヒリヒリし始めたし、お腹の調子は未だ定まらずで、ダルさの極み。
そのような状態だったので「そうだ、ビル・エヴァンス、聴こう」的なノリで再生。この閉塞的に感じられる自室をジャズ・バーに変えてくれる音楽を。
お酒などは飲める体調にありませんが。
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」 / パーヴォ・ヤルヴィ, チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 (2024 96/24)
昨晩から風邪ひきさんになっておりました。「ついに花粉症か?」といった症状だったために姉弟からは「そりゃ花粉症だよ」と言われていたものの、とうとうお腹を軽く下したので「こりゃ風邪だね」と。欠勤して一日中寝てました。
ようやく18時も回って少々楽になってきたかな、と言ったところ。
メンデルスゾーン、しかも交響曲。手を出すのは相当に久しぶり感がある。このトーンハレ管とパーヴォ・ヤルヴィのコンビネーション最新作が、ドイツのハイレゾ音源配信業者から安く出ていたので先日購入に至った次第。
まだ病み上がりならぬ病中なので比較的闊達な「イタリア」をチョイス。まぁ、別に「スコットランド」でもよいのだけどね。
このコンビネーションで歴史的名演が生まれることはなさそうだけれども、現代において安心して楽しめる演奏を提供してくれるという点では、実に意味のある記録ではないかと。
安心して楽しめることイコール人畜無害や無味無臭、中庸であることを意味しているのではなく、その音に雑念を抱くことなく身を委ねることが出来るといった意味合いで使っています。
ここに続けてインプレッションなどを書きたいところではあるのだけれども、身体と頭がついてこない。当座のところ「風邪ひいた&メンデルスゾーン買った&聴いた」と残しておきたかっただけであります。
オーディオの常識は世間の非常識…とも言いきれない話(自分用メモ)
スピーカーを眺めながらふと思ったのですよ。
「あれ、○○○○を使ってなかったんじゃない?」と。その件について気になったのでオーディオの師匠様に確認しました。
「え?今まで○○○○使わないで聴いてたの?」と小一時間小馬鹿にされましたね。
オーディオの常識的に考えてみれば、それを使わないはずがないのです。なぜ今の今までそこに考えが及ばなかったのかと自分を責めましたね。
実際に使ってみると、あら音が激変。それまで甘めにフォーカスしていた音がスパンと決まり、エネルギー感だと思っていたものはただの荒さであり、音場は豊かに拡がり、低域の質がぐっとよくなり、と、このように挙げていくとキリがないのです。
このスピーカーで聴くようになってもう何年になるのでしょうか。その数年間一体何をやっていたのでしょうかね、私は。
そんなこんなでここ数日はずっと「標準的な音」で音楽をザッピングしておりました。人間、思い込みや放置は恐ろしいことに繋がるのですよ。たとえそれが趣味レベルの話であってもね。
引越前に気がついてよかったのか、引越してから気がつけば良かったのか。そればかりは分かりませんがね。ただしこの部屋での出音は長年間違っていたと、それは事実なのですよ。反省するよりも何よりも愕然ですね。