音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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日本の恋と、ユーミンと。 / 松任谷由実 (2012)

あれ?前回聴いたときと比較して、格段に格好良い。マイナーチューンもビシバシ心に飛び込んでくるし、何よりもメロディがすんなりと耳に入ってくる。荒井由実時代のみを肯定していたけれども、こうやって上手くコンパイルされると松任谷由実もいいじゃないか。そうだよなぁ、松田聖子に提供していた曲はどれも名曲だったものな。松任谷姓になってからの仰々しいアレンジも、今聴いてみるとなかなかにスリリングだし。前回は3枚組の全てを一気に聴いたから心に残らなかったのかもしれない。

そうかぁ、松任谷由実の音楽も聴けるようになってきたか…。随分と急に年をとったような気がする次第。

home sweet home / 山田稔明 (2010)

マイペースで自転車をこぎながら鼻歌で歌いたくなるような、そんな牧歌的なちょっとほっとするメロディだらけの名作。これが自主製作盤、しかも既に売り切れというのは非常にもったいない。今年中にオリジナルの新作が出るらしいので今から期待しているところ。

この人が所属していたGOMES THE HITMANは2枚しか持っていないけれども、基本的にハッピー路線なのだよな。それでいてパーティ的なハッピーではなく、パーソナルなハッピー。手が届くところに幸せは転がっているのだと教えてくれそうな雰囲気でありますよ。

MOONGLOW / 山下達郎 (1979/2002)

改めて聴くとえらくセンシティブなアルバムだな、と。今なら堂々と構えていられるものが、この当時は若さならではの繊細さに取り憑かれているようなサウンドメイキングではないかと感じさせられる。

やばい。山下達郎は掘り下げれば掘り下げるほどに耳を奪うサウンドが現れる。