音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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GOUNN / ももいろクローバーZ (2013)

シングルを乱発することでファンをつなぎ止めるのがアイドルの売り方だと思っていたのだけれども、まさか年に1枚しかシングルを出さないとは…。

ともかくも楽曲。うん。相変わらずももクロのカオス系楽曲は1回聴いただけでは何が何だか訳が分からない。展開と鳴っている音に頭がついていけない。で、それを何度か繰り返した果てに、病みつきになるという快楽が待っているのだよな。その快楽を覚える瞬間を迎えたいがために聴き続けるのであります。

カップリングも正当アイドル路線&イロモノ路線でよろしいなぁ。ももクロのシングルはカップリングが侮れないので、楽曲だけを買うということをしない。ま、レンタルで済ませている自分が堂々と言うことではありませんが。

"X" Chronicle of SOIL&"PIMP"SESSIONS / SOIL&"PIMP"SESSIONS (2013)

そろそろベスト盤が出てもいい頃合いではないかと思っていた矢先でのリリース。ありがたい。それでも一つ懸念していたのは、このバンドは楽曲の当たり外れが結構大きいので、どの程度当たりの作品が収録されるだろうか、などと考えていたけれども。

いい。

これは当たりだ。ソイルの疾走サイドの楽曲がこれでもかと詰め込まれた78分。それだけでも相当な尺なのに、これを一気に聴かせてしまう。このバンドは統一感のない混沌に魅力があると思っているので、その路線を凝縮させているところに相当な好感度を得た次第。いいアイテムだ。

パナギアの恩恵 / 特撮 (2012)

不意にNARASAKIのギターが聴きたくなったのだが、素直にcoaltar of the deepersに行く気になれず特撮をチョイス。しかもこのアルバム、過去に1回くらいしか聴いていないらしい。あるよね、そういう巡り会いの作品。

初めて聴いた時に色々と考えすぎたのか、無心で聴けば結構聴きやすい。オーケンは何をやらせてもオーケンだし、エディは何を弾かせてもエディだし、NARASAKIはなんだかよくわからないし、そうだよ、これが特撮だよ。この「いつまで経っても寄せ集め」感が残る音楽こそが特撮のカラーだよ。

ザ・レコーディング at NHK CR-509 Studio / ASIAN KUNG-FU GENERATION (2013)

つらつらと色んなことを考えた後に何となく聴きたくなった1枚。うむ。やはりこれはスピーカーで楽しむものだ。コンパクト疑似ライブ体験。アルバム1枚を通して音の定位が固定されている録音を聴くのであれば、スピーカーの方が何かと聴きやすい。

しかし自分にとってのASIAN KUNG-FU GENERATIONは「君という花」「リライト」の2曲に尽きるな。後者はこれまで何度カラオケで絶唱してきたか分からない。何十回という世界ではないだろうか。