音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

コイズミクロニクル 〜コンプリートシングルベスト 1982-2017〜 / 小泉今日子 (2017 FLAC)

まだ全部を聴いたわけではないけれども、いやー、キョンキョンキョンキョンだわー。そんな当たり前の感想しか出てこなかった。そして意外と言っては失礼だけれども、演技派アイドル歌手だったと言うことも判明。何事もじっくりと腰を据えて聴かないと見えてこない要素というものはあるよね。

Sancocho / Daniel Peña (2017 ハイレゾ 44.1/24)

HDtracksでLatinと出ていると試聴せずにはいられないサガ。「ふむ」とAppleMusicを調べるがそこにはなし。こういう時のSpotify。ありました。調べてみるとラテン・パーカッションプレイヤーとのこと。え?打楽器奏者が主人公なの!と驚き、音楽性の高さに驚き、軽くノックアウト喰らって速攻購入。

そして、これまたすんごい。ラテン多国籍軍によるミクスチャーサルサだよ。こりゃ大当たりを引いてしまった。こう言うの好き好き大好き。アーティスト情報がさっぱり分からないのだけれども、そんなことはどうでもいい。そこにある音楽が全て。パーカッションがグルグルと回れば、そこに乗っかるありとあらゆる楽器もボーカルもグルグルと回る。何と言う強烈なグルーヴ。単なるサルサでだけでは終わらない。腰で踊るラテンだ、ラテン!もう、これで踊れなければ、何で踊る!

メンデルスゾーン:交響曲第4番《イタリア》 / アバド、ロンドン交響楽団 (1984/2016 SHM-CD)

この前に聴いた作品のインパクトが大きすぎてなかなかクラシック脳に切り替わらなかったけれども、終わる頃にはなんとか音に耳がついていくことが出来た。

初めのうちは「うーん『スコットランド』の方が重厚で好みかな?」と思っていたけれども、いやいや、この『イタリア』もじっくりと聴かせてくれるじゃないですか。他のメンデルスゾーンにまで手を出そうとはまだ思わないけれども、この2曲を聴いただけでも、十分に時間を割いた甲斐はありましたとも。

クラシックは楽器同士の絡み合いがやっぱり面白いね。

空洞です / ゆらゆら帝国 (2007 FLAC)

2012年。まだまだ自分が暗黒期にあった時の話。このアルバムをやたらと愛聴していた。聴かなくなって結構経つけれども、ふと思い出して図書館にて接収。FLACにてエンコード。そして再生。

うん。5年前の自分はこんな物を好んで聴いていたのか。余程暗黒だったか、事実気が触れていたのかもしれない。このアルバムと交信出来ると言うことは、それだけの精神的な何かがあると言うことなのだと、改めて気付かされた。1曲目の出だしから「ああ、全てが壊れている」と思うことにスタートして、終盤でもう訳の分からないことになっている。いや、最後の最後でこれを聴く人は我に返るのだろうけれども、自分はひたすら冷静にこれを聴いていた。

面白いアルバムだとは思う。ただ、これを普段から聴けるかと問われると果たしてどうだろうか。もしかしたら、これはまた自分が気が触れるようなことがあった時のために保管しておいた方がいいのかもしれない。それとも、これからもまたふと聴きたくなることがあるだろうか。

懐に忍ばせる精神安定剤のように、Walkmanに静かに格納しておこうか。

Japanese Songbook 2 / たなかりか (2016 ハイレゾ 96/24)

ゆらゆら帝国なぞ聴いてしまったせいで、しばし聴く音楽に悩んでザッピングしていたのだが、このアルバムに落ち着いた。うん、やっぱりいい作品ですよ、これ。選曲は結構ミーハー、でも演奏は真面目。ボーカルはどこか気怠く、それでいて芯もあって。素敵なボーカルだと思いますよ。

ではサヨナラニッポン!