音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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熱唱サマー / 赤い公園 (2017 FLAC)

ガールズロックとして括っていいのかしら。地元TSUTAYAがCD全品10枚1,080円セールだったので、何も考えずに借りてきた中の1枚。

1枚108円で手元に音源を残しておけると考えると確かに安い訳なのだけれども、はて、この手のごくごく及第点の邦楽ロックにそこまでお金をかけて良かったのかな?とふと疑問に思ってしまった。

一言「普通」。本当に普通ですね、これ。あと、ボーカルの子は相当にaikoが好きなのだと予想できる。

KICK! / KICK THE CAN CREW (2017 FLAC)

何かが怖かったのか、なかなか聴く気になれずに今日まで来たのだけれども、えいやっと借りてきた1枚。

なんだ。みな、しっかりといい大人になっているじゃない。聴き手も大人になっていることを前提に作品を作れば、確かにこう言ったサウンドであったりリリックであったりするのだろうな、と。作詞曲が連名になっているあたりも、なんとなく微笑ましい。ややすると地味な作品に映るかもしれないけれども、これはジンワリとそしてホンワカと来るアルバムではないかと。

夜のアルバム / 八代亜紀 (2012 FLAC)

あー、確かに夜のアルバムだわ、これは。

ただ、この5年後の今年にリリースされた『夜のつづき』が完全にジャズに振り切っていることから逆算して考えると、まだこの段階では習作な気がするのだよね。後者は完全に「なりきって」歌っているので。ここではまだ微妙に演歌歌手八代亜紀の残滓がある。それでももちろん十分に「雰囲気」のある作品に仕上げているあたりは、悔しいけれども小西康陽の手腕がなせる技か。

何度でも新しく生まれる / MONDO GROSSO (2017 ハイレゾ 88.2/24)

ようやくNW-ZX300とATH-SR9の組み合わせでアルバム1枚を聴き通してみた。

いや、このアルバム独自の自然な空気感とグルーヴがしっかりと再生できるようになっているじゃないですか。本作の良さをさらに見直す結果になりましたよ。10時間強のエージングでここまでヘッドホンが化けるのであれば、もっと鳴らしこむことでより角が取れて、低域も沈むと思われる。今晩も鳴らしっぱなしで、クローゼットに突っ込んでおきます。