音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ブラームス交響曲集 : マゼール (1976-77/2002)

HMVでリコメンドされていたマゼールによるブラームス交響曲集。先日、焼酎を飲みつつ聴いたクライバーのブラームス4番が波にはまったので、ブラームスが気になりだしていたところに、HMVでのリコメンド。ニューイヤーコンサートを見ていたからこそのめぐり逢い。

まだまだあくまでも聴き流すレベルだけれども、楽器ないしアンサンブルの役割が明確な演奏のように思えた。初心者の自分でも入りやすいブラームスのキャッチー(僕の苦手な「意外性の強い」クラシックのジャックインボックスが存在しないという意味において)なメロディが、ムーディに押し流されずに、音の粒ないし綴れ織として編み上げられているような感覚。

流麗であってもそれが冗長でないということなんだろうか。師によるとクリーブランド(楽団)なら、相当に鍛え上げられているだろうし、演奏には無駄がないのでは?とのこと。成程納得。