うん。やっぱりこの聴きやすさは、過去の真綾にはない新しい魅力だよ。聴きやすさ≠安っぽさじゃないよ。うん。
坂本真綾はもともと「そこにありそうでない空気」を歌うことに長けていた*1のだけれども、それが、菅野よう子という灰汁をあえて取り除き、普通の空気に入れ替えることで、初めてそこに空気があることを認識しながら音として捉えることができるような感覚なのだ。空気に色がついた、とでも言えばいいのかもしれないけれども、それではあまりにも言葉が具体的に過ぎるので。
*1:だからこそ声優歌手に位置づけられることに対して、思い切り否定しきれなかったのだが