音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ちまちました実験を行っております

昔のVAIOにインストールされていたソフトを使って、既存のCDをDSD化するという実験をお師匠様とやっております。出来上がるのは2.8MHzのdsfファイル。これをWalkmanで比較再生すると…。

はい。周波数帯域が伸びるわけではないのでハイレゾにはならないはずなのですが、dsfファイルなのでWalkmanはハイレゾと認識します。肝心の音はと言いますと、これが見事に特徴が現われます。とてもスッキリした音。CDから雑味を取って必要十分な音だけを残したようなサウンド。かといって痩せた音ではないところがミソ。人によってはCDサウンドの方が太くて好きだ、と言うかもしれない。

ところが聴き比べていくうちに、CDの方が妙なノイズが乗ったような錯覚に襲われます。それがCDのファットなサウンドという言い方も出来ますが。それくらい、VAIOで作るdsfファイルはスマートな音に変換してしまうのですね。

ただ一点、抑えておかなければならない点があって、WalkmanではDSDファイルはPCM変換してしまうと言うこと。それがもしかしたらいたずらをして、音質を変えている可能性も考えられるわけです。

ただし、30分ほど時間があったのでスピーカーで比較再生した際にも、やはりdsfファイルの方が音がスマートに聞こえるのは事実なのですね。ハイレゾ化したわけではないのだけれども、dsfファイルに切り替えると、実にスッキリとした音で聴けるのは事実なものでして。