音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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DIVE / 坂本真綾 (1998)

もうどこを微分しても完璧なアルバム。真綾のボーカルだけではなく、トラックの隅々まで神経が張り巡らされている、もしかするとやや神経質なアルバム。ここに思春期の真綾の声が乗るのだもの、そりゃぁ、瑞々しさも引き立つというものですよ。

で、かく言う自分は、明後日に控えた『DIVE』のニセレゾ配信に向けて着々と準備を進めているのであります。Walkmanには音質比較用のalacファイルを突っ込み、すぐにハイレゾflacファイルと音質比較が出来る用意が出来ております。MP3ファイルは無用になるので削除をしました。

そこでふと思ってしまったんですけれども、17年も前のCDをハイレゾ化して、音が何ら変わらないということは一体どういうことだ、という気もしないでもないですよ。当時のパッケージをそのまま尊重するという意向も分からないではないけれども、プラスαのサムシングは欲しいと思ったのが正直なところ。

と、ここまで期待をしないでおけば、CD音質と全く同じ音源がほいっと手渡されたとしても、特に何も感じなくなるだろう。自らの身体に毒をもって毒を制すといったところですな。別名それをマゾとも言う。