音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ゼンハイザーで聴いてみた

なんとなく、ダラダラと聴いていた。休憩をはさんで3時間ほどかな。

解像度はとてもシャープなのに音にはふくよかさもあり、長時間この手の音楽を聴いていても聴き疲れが少ない。これはなかなか、やりますね。

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邦楽歌物24bit縛り

Larry Carlton / Larry Carlton (1978 Amazon Music HD)

突然ラリー・カールトンの名前が頭の中に降りてきたので、このアルバムを。これまで真っ当に聴いたことがなかった気がする。

全編を通してドラムのノリがヤケに格好いいじゃないかと思って調べてみたら、ジェフ・ポーカロでしたよ。なるほど納得。

ギターは?

うん、格好いい。普通に格好いいと思えるプレイと歌心。この手の音楽での名盤扱いされているだけあって、アルバム全体としての作りが格好いいと思った次第。

ギターだけを抜き出して何かを語る、と言った作品ともまた異なるものを感じた。アンサンブルを楽しむアルバムではないかとね。

Sunset in The Blue (Deluxe Edition) / Melody Gardot (2021 96/24)

アルコールをチビチビと摂取しながら、ノンビリとした気分でこのジャズボーカルアルバムを。

一時体力気力がズドンと落ちたのだけれども、徐々に復調してまいりました。一人で音楽を聴く時間は、自分にとってはこの上ない至福の時であります。

ベートーヴェン:交響曲第7番 / フィリップ・ジョルダン, ウィーン交響楽団 (2020 FLAC)

昼前に甥っ子を自宅へとリリース。

帰宅後、一週間ぶりの一人の時間を満喫すべくまずはこれをメインスピーカーにて再生。

落ち着くひととき。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番 / ツィメルマン, ジュリーニ, ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 (1979,1980/2014 SHM-CD)

ツィメルマン25歳になる前の録音によるショパン。

この、自分をコントロールし、それでいながらエモーショナルかつリリカルな側面もしっかりと魅せる演奏は一体何なんだろうか。演奏に年齢は関係ないのだろうか。

いや、後に弾き振りをするショパンとは異なる要素もある。円熟味を帯びるとともに、表現する力もまた大きくなっていく。それでもここで聴くことの出来るショパンは、表現力などと言う言葉では簡単に片付けることの出来ない魅力にあふれているではないか。

聴き手である自分の耳を引きつけて離さない、聴くことに抗えない魅力。それを弱冠25歳のツィメルマンが演奏をしているという事実。

もう何をどのように表現しても、この音世界を言葉として置き換えることが出来ない。

ピアノは歌い、ピアノは魅せる。音楽は芸術であると納得させられる演奏がここにはある。

SINGER7 / 島津亜矢 (2021 FLAC)

この歌怪獣の消化力と昇華力は一体どこからやってくるものなのだ?

今作でも盤石の換骨奪胎を見せてくれている。圧倒的歌唱力と表現力。そして楽曲に自分自身を憑依させるその力の強さ。何を取ってもどこから切り取っても島津亜矢の歌世界に染め尽くしている。もはや快感。