音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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SEA IS A LADY 2017 / 角松敏生 (2017 96/24)

朝、寝起きに30分ほど考え込んでいたことを、食後に実行へと移す。

猶予はあるのだけれども、そこに甘んじていては何も解決しないことだって、私の人生にはあるわけで。

食後にそれら諸事を済ませた後にこれを。行動に移してみれば、案外とあっさりしたもので、少しばかり気が抜けた状態で聴いていた。

SEA IS A LADY 2017(通常盤)

SOFTLY / 山下達郎 (2022 FLAC)

関東某所で行われる山下達郎コンサートのチケット抽選に、本日めでたく当選いたしました。

前回、コロナ前のツアーでは中野サンプラザ10列台のチケットを確保しながらも、氏の体調不良により中止の憂き目に。その前のツアー以来ですから、本当に何年ぶりの参戦になるなのでしょうか。

今回のツアーも氏がコロナ感染により延期ないし中止になる模様の公演があったりと、まだまだ何が起きるか予断を許さない状況ではありますが、そのコンサートへ向かおうとする自分も当日には万全を期して行けるよう、天に向かって…すがるのみです。

などなど考えながら、このアルバムを聴いておりました。

生達郎一丁、無事に頂きたいですね。

SOFTLY (通常盤)

CLOSURE / CONTINUATION / Porcupine Tree (2022 96/24)

Steven Wilson率いるPorcupine Treeの最新作。

何となくぼんやりしていたのか購入する機会を失していたのだけれども、HDtracksからの全品25%OFFメールが来たのですかさずハイレゾ音源を購入した次第。

果たしてその内容と言えば…うっとりするね、もう。

英国が誇るプログロックの遺伝子を引き継いで今の音作りに載せるスティーヴンの手腕が、これでもかと言わんばかりに発揮されている。

とにかく暗い。それでいてシンセやコーラスの織り成すレイヤーが怜悧な美しさを描き出している。

世の中に満ちあふれている数々の絶望と失望の中に、一筋差し込む天使の梯子までもを重ねることで、現代世界を音で表現させるその力量もスティーヴンならでは。

美なる音が重なり合い、幽玄的とも聴いて取れるロックの世界。これが今と言う一地点の現われだ。

CLOSURE / CONTINUATION

BADモード / 宇多田ヒカル (2022 96/24)

改めてじっくりと対峙して聴く。

極限までに磨き上げられた大理石と、極上のベルベットカーペットとの調和を見ているかのような音世界。

何人たりとも寄せ付けない、至極丁寧に作られたサウンドスケープと、どこまでも怜悧なボーカルとの融合が、それを想像させたのかもしれない。

宇多田ヒカルとは実にワンアンドオンリーな存在であると、聴く度に強く再認識させられる作品。

BADモード (通常盤)