2022-07-26 BADモード / 宇多田ヒカル (2022 96/24) 改めてじっくりと対峙して聴く。極限までに磨き上げられた大理石と、極上のベルベットカーペットとの調和を見ているかのような音世界。何人たりとも寄せ付けない、至極丁寧に作られたサウンドスケープと、どこまでも怜悧なボーカルとの融合が、それを想像させたのかもしれない。宇多田ヒカルとは実にワンアンドオンリーな存在であると、聴く度に強く再認識させられる作品。