音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ATTACK25 / Dreams Come True (2014)

3年9ヶ月ぶりのアルバム。

それだけの期間が空いたとしても、ドリカムはドリカムなわけで、聴き通すと「あードリカムの音楽を聴いたわー」という満足感でお腹いっぱい。もうこの人たちは何をやってもドリカムなのではないかと。ある種の古典芸能。逆にいえば真新しさを感じ取るには少々厳しくなってきているかな、との感もあるけれども。

それでも自分らしさを突き詰めて音を作っていくということに敬意を表する次第。

そういえば、音作りがこれまでの迫力系からキラキラ系に変わったように感じられるのは、マスタリングエンジニアが変わったせいなのだろうか。ドリカムはもう少し低域にエネルギーがあるのが基本だったので、違和感とは言わないまでも、これも一つの変化なのかな?などと感じた次第。

まだスピーカーでは聴いていないのでジャッジは出来ないけれども、今回も傾向は変わったとしても、やはり録音には相当力を入れているのではないかと。ドリカムはよほど初期の作品をのぞいて、アルバムでは音質を相当に突き詰めて作っている人たちなので。

SPACY / 山下達郎 (1977/2002)

とても70年代後半に録音されたとは思えない洗練されたサウンドに、聴けば聴くほど圧倒される。この時期のヒット曲の演奏というのは、もう少し野暮ったい感じになるものだけれども、そういったもったりした要素が全くないことに改めて驚かされる。やっぱり山下達郎はただ者じゃないんだな。

SAXOPHONE COLOSSUS / Sonny Rollins (1956/2007)

初心者にお勧め、というジャズは基本的に難しいところのない、聴いていて心が躍るようなサウンドだったり、適度にムーディーだったりするのだよね。だからそればかりを聴き続けるということは、何も間違っていないと思うのです。

そこから発展して「もっとジャズを掘り下げたい」という興味が湧いてきたら、ごまんとあるジャズガイドを手にしてディグアウトしていけばいいわけでありまして。自分はそこまで掘り下げて聴こうとは思ってません。有名どころを押さえて、その辺をじっくり聴き込んでいこうと思っている次第であります。

何が言いたいのかと言いますと「わかりやすいジャズ万歳!」。

Kind of Blue +1 / Miles Davis (1959/2005)

あぁ、美しいなぁ。

Milesほとんど吹いてないじゃん!などと思っていた時期もありましたが、ほぼ4トップのメンバーが揃う中では、要所要所をしめればそれで十分である、ということなのだろうなぁ。この時期の有名どころの作品を一通り聴いた後にこれを聴くと、「はい、お帰りなさい」と迎えられたような気分になる。

以上、十分に酔うことが出来たので寝るのであります。ジャズはいい。本当にいい。ほどよい酔いを施してくれるからいい。