音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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日々

「朝、いつもの通りに目を覚ましてしまったら出勤しよう。間に合わない時間に起きたら欠勤しよう」

そう決めてから眠りについた夕べ。そして起きたのは7時過ぎ。あわてて準備をすればギリギリ間に合う時間ではあったけれども、起き上がり、カーテンを開け、そして小さな庭に植えたチューリップの花を眺めていた。

ベッドに戻り、置いてあった文庫本に手をのばし、1冊読み終える。欠勤の旨、連絡を入れて後、バスの時間を見計らって定期検診に出かける。シャツ一枚ですむ五月晴れ。

平日の休暇は、何にも勝る充電時間になる。自分の体の中に残るこのモラトリアム精神は、根から絶やさない限りはいつまでも巣くったままでいるに違いない。それがセーフティネットになるのであれば、飼い続ける価値はあるのかもしれないが。

宿根草か。