音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜 / 山下達郎 (2012)

待ってました!の山下達郎ベスト。自分が山下達郎を真剣に聴くようになったのはここ2作なので、既に完成した世界観の下でしか知らなかったものを、過去から掘り返す作業の面白さと言ったら。ボーカルスタイルもトラックの構築も、今とは全く異なると言っていいカラーで始まり、気がつくと今色に染まっているという不思議なグラデーション。最もスリリングで驚きが大きかったのはDisc1なのだけれども、すっかり山下達郎節が出来上がったDisc3も聴いていて心が落ち着く。今、一番興味を持って聴けるのはDisc1のギラギラした世界かな。ボーナスディスクの「硝子の少年」も聴けてお腹一杯です。これからもちびちび聴こう。