うはー。これは家宝だわ。以下、Twitterからの引用。
今、TMの活動中期を聴いているのだけれども、意外と音が薄いのね。それほど重ねていない。いかにウツのボーカルに全てを任せていたかがよくわかる。トラックが全然出しゃばっていない。
小室哲哉は昔からパーカッシブな楽器やフィルを使う人だとは思っていたけれども、まさかここまでとは。シーケンスも美しい。えぇ?TMってこんなにスッキリした音のユニットだったっけ?如何にウツが濃いかということだな。
打ち込み系のDTMをやる人なら、これは是非聴いておくべき。先駆者が作ってきたトラックが学習出来る。貧弱でしかなかった環境から、音をいくらでも重ねられる環境になっても下手に音を重ねないセンスが窺える。
いやー。その時々で使える技術を駆使して、かつ過剰なアレンジは拝してトラックを作るというマイナスなセンスが上手い。上手いだなんて言ったら失礼だな。当時、小室哲哉に憧れてDXやらEOSを使いこなそうとしていた人なら、涙が出るようなコンパイルなのではないだろうか。少なくとも僕は感動した。
しかしシーケンスが本当に美しいなぁ…。ピコピコサウンドなどと言われた特徴ではあるけれども、この人にやらせると納得させられるのだよな。必要最小限なシーケンスと最大限に生かすシーケンス。今なら「Nights of The Knife」も素直に受け止められる。これはTMなりのマナーとマターを両立させたTM最後の楽曲だ。これが本当の最後であれば、色々と美しいユニットとして終えられたはずだったのに。ま、それはいいや。