ブライアン・ブロンバーグ、2023年最新アルバム。
前作が軽快なスムースジャズに振り切っており、自分の中で非常に好印象だったので今作も期待を込めながら再生。
前作がベーシストのリーダー作とは思えないほどにサイドマンに徹しているような手触りであったのに対し、今作ではベースプレイがしっかりと前面に押し出されております。それでいながらもよどみのないスムースジャズ作品に仕上がってますね。
ラジオ・フレンドリーとも、グッド・ドライヴィン・ミュージックとも言えそうな曲の作りも色鮮やかで心地よい。スムースジャズと一絡げにはさせないフックの強さも魅力的。何よりも、ゲストミュージシャンが作品を華やかにする音色で各々の楽器を歌い上げており、そのカラーが素敵に映る。
全体としてベーシストの歌心に満ちあふれている作品ですね。これはこの夏のヘビーローテーションになりそうな予感がヒシヒシと。