音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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J.S.バッハ:管弦楽組曲 / カール・リヒター, ミュンヘン・バッハ管弦楽団 (1962/2021 SHM-CD)

1回目の抗がん剤投与から退院した師匠様とLINEでやり取りをしながら、これを。

自分が想像していた以上に、がんの闘病生活は厳しいものがあると実感。

この入退院を6回も繰り返すのだそうな。私に出来る事は、本当に祈ることのみなのだな。

バッハの音楽の力を少しだけお借りして。

Sound of Summer Running / Marc Johnson (1998/2016 SHM-CD)

しかし、暑いねぇ。

レースのカーテンを閉めて、太陽光を散らしてはみるものの、部屋に入り込む熱気は、空調の効いた部屋にジンワリと入り込むものであって。

それをさらに音楽のカーテンで遮断するのです。爽やかな夏の空気をはらんだこの作品で。

ザ・サウンド・オブ・サマー・ランニング

THE EARTH / Folder (1998 FLAC)

現スピーカーケーブルになってから初めて聴くのか…。

「パラシューター」でいきなりツインボーカルがきれいに分離していて結構たまげた。

その他楽曲でも何かしらの新発見があり、新鮮に楽しめた次第。

どんな音源でどんな効果を引き出すのかが全く見えない、本当にその力が未知数なケーブルであります。

THE EARTH

POP IN CITY ~for covers only~ / DEEN (2021 FLAC)

朝散歩2日目。

とにかく暑いです。朝だと言って舐めてはいけない。9時も回れば、もう30℃コースまっしぐらであります。

帰宅後、椅子の上で半ば気絶するかのようにしてこれを。爽やかなのか何なのか。ほとんど夢うつつの境界線上をウロウロしていたので、何が何だか分かりません。

POP IN CITY ~for covers only~ (通常盤) (特典なし)

フランツ・シュミット:交響曲第3&4番 / パーヴォ・ヤルヴィ, フランクフルト放送交響楽団 (2018/2020 CD-DA)

静かに、それとは分からないほどに静かに、自分の胃へと鉛を少しずつ流し込まれていくかのような感覚に陥っていく小説を読んでいる。

章の終わりごとにその鉛の存在に気がつき、気分も徐々に悪くなっていくのを感じている。それでも読む手を止めることが出来ない。

数年ぶりに真剣に小説を読んでみれば、このような物語。すでに2冊目に入っている。バッドなストーリーもバッドエンドも好物だけれども、それもこうも続くと、徐々に描かれている「人間」が厭になってくる。

角が生えてきそうな自分の心を、シュミットの音楽はほどよく丸くし続けてくれる。クラシック音楽は小説を読む際にこれほどまでに適していたのか。

自分がかつて小説読みの人間であったことをすっかり忘れている先で、クラシック音楽の存在がまたその人間を引っ張り出そうとしているのかもしれないが、果たして、暇つぶしでしかないのか、これが何かのとっかかりなのか。

ウダウダと考えながらも、もう少しだけ読み進めようと思う。

シューマン:交響曲第1番 「春」&第4番&マンフレッド序曲 / レヴァイン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1990/2014 CD-DA)

CDラックを眺めていたら目が合った。

「そう言えばレヴァイン氏も亡くなったのだよな」と思いつつ、聴いた次第。

この快活、生命力あふれるシューマンは、聴いた瞬間に愛聴盤確定になっておりました。

いつ聴いても、気分が高揚する演奏であります。

チャイコフスキー:交響曲第5番&フランチェスカ・ダ・リミニ / パーヴォ・ヤルヴィ, チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 (2020 CD-DA)

引き続き読書を。そのお供に。

カップリング曲は初めて聴く曲だけれども、小説の盛り上がってきたところにふさわしいドラマティックさがあるな、などと頭の片隅で聴き流しながら聴いていた。

ドヴォルザーク:交響曲第6番 / クーベリック, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1972/2018 SACD)

久しぶりに読書に耽りながら、生活音であるところのテレビの音をかき消すべくこれを流しつつ。

こう言った時に、比較的一直線に突っ走る系の交響曲は使えるね。