音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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音色 / Polaris (2006/2011 SHM-CD)

3連休最後の夜にまったりとPolaris。

スマートフォンの中に入っていた古い写真などを眺めたりしながら。

時間軸の思えば遠くに来たもので。そう考えてみると、このアルバムとの付き合いも15年。様々な記憶、思い、願い。そのようなものがぎっしりと詰まっている。

音色

HEART / L'Arc~en~Ciel (1998 FLAC)

うむ。これもまぁ、残念な録音のアルバムではあるのだけれども。

楽曲によって録音の質の落差がやけに激しいということがよく分かる結果に。ダメな音源は本当にダメだわ。それでも以前と比較すると、ずいぶんと音が見えるようにはなったのだけれどもね。

HEART

PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary“ALL TIME SINGLES” [Selected] / ポルノグラフィティ (2013 FLAC)

何となく目にとまったのでね。録音がそれほどよいとは言えないポルノグラフィティが、現段階でのスピーカーセッティングでどう鳴るか試してみたくなり。

これがまた、ダマだった部分から、分離されるべき音がしっかりと分離されるのだわ。楽曲によってはミックスで前後に音を間引いている楽器の位置関係が明確になるほどに。ポルノグラフィティのくせに、聴いていて心地よい音になった。

やはりセッティングは当然の事ながら大切なのだな。

味をしめたので、もう少し、録音がイマイチだと思っていた音源を漁ってみます。

PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary“ALL TIME SINGLES”(通常盤)

無罪モラトリアム / 椎名林檎 (1999 FLAC)

昨晩、雨宮天祭りになる前まで、スピーカーのセッティングにいそしんでおりました。

壁からの距離を見直し、数センチほど前に出し、角度を微調整。たったそれだけのことで、出音がとてもダイレクトに、かつ、楽器の分離がさらに良くなったので、小躍りをして色んな曲をザッピングしていたのです。

で、今、このアルバムを聴いてみると、いやぁ、出ますね、音が。本当にこのエネルギー感がしっかりと出る。

オーディオはこれだから困っちゃうし、やめられないのだよな。

無罪モラトリアム

COVER 70's / 柴田淳 (2012 FLAC)

雨宮天のカヴァーアルバムにすっかりヤラれてしまったので、気分を入れ替えるべく、しばじゅんのカヴァーアルバムへとシフトチェンジ。

昨晩は、雨宮天の原曲リスペクトの遠慮の無さはしばじゅんのカヴァーアルバムを超えているのではないかとまで思っていたが、しばじゅんを聴き直してみると、やはりこれはこれで、専業シンガーの為せる技のようなものがあるな、と感心するわけですよ。

3連休最終日の今日はやることもないし、ひたすらカヴァーアルバムでも聴いていようかなぁ。

COVER 70’s

COVERS -Sora Amamiya favorite songs- / 雨宮天 (2021 96/24)

本日の朝一に。

寝ても覚めてもこのアルバムですよ。夕べは3回聴いて、気がついたら4時になっていたので、慌てて寝ましたよ。

さて、この遠慮のない原曲リスペクトっぷりと言いますか、原曲リスペクトの遠慮のなさと言いますか。聴けば聴くほど「恐ろしい子」となりますな。

これは本当に、なんでしょう…オッサンホイホイ?

もう1巡させよう。

OVERS -Sora Amamiya favorite songs- (特典なし)

COVERS -Sora Amamiya favorite songs- / 雨宮天 (2021 96/24)

このアルバム、本気だ。

たまたまe-onkyoのチャートを見たのですよ。そこの1位に何やらカヴァーアルバムが。調べてみると、雨宮天と言う、何度かその名を見たことがある、自分にとってはその程度の声優…

え?声優が昭和歌謡のカヴァー???

深夜の眠気が吹き飛んだ。

それは一体どう言う経緯なのだかと思って調べると、本人が大の歌謡曲好きであるとのこと。

それでは一発聴いてみましょうよ、どんなもんなのよ?と、Amazon Music HDにて試聴してみると。

ぶっ飛んだ。

ぶっ飛んだ後に、一気に結論が出た。これは「アリ」だ。まったくもってけしからんほどに「アリ」だ。

楽曲が有する世界観を演じ、それを歌うことは歌謡曲の特徴の一つなのだからして、演じることが職業である声優がそこに挑むのは極めて正解ではないかと。

その正解を間違いなく導くために、アレンジは極めて原曲へ近づけ、歌唱そのものも自らの味をしっかりと保ちつつも、原曲が持つその「演技力」をスパイスとしてふりかけ、そして現代に提示している。

これはノーマークにしていた自分の過失だわ。いや、早めにキャッチアップ出来ていてよかった。これは面白い。面白いですよ。実に興味深い。

原曲のオリジナルシンガーが持っているその旨味にはもちろん届きません。それは声優だからというのではなく、選曲が挑戦的だからであります。「この曲にはあの声」と言ったイメージが完全に刷り込まれている楽曲たちばかりなのだから。

それでもそれらの曲から逃げずに直球勝負を仕掛けているあたりが、実に痛快。

このアルバムを素通りしかけているのであれば、「フライディ・チャイナタウン」と「レイニーブル-」が白眉なので、ぜひその2曲だけでも試聴していただければ、この『声優・ミーツ・昭和歌謡』の面白味の片鱗だけでも感じていただけるのではないかと。

重ね重ね、本当にこれは面白い。

音源はもちろんお買い上げ。今晩、もう一巡させます。

OVERS -Sora Amamiya favorite songs- (特典なし)