音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

Protocol Ⅱ / Simon Phillips (2014 Hi-Res 96/24)

どうしてもこのアルバムが聴きたく「Find HD music」サイトで調べてみると、ヨーロッパでしかハイレゾ配信されていない。ハイレゾ配信されている音源をCDで購入するという虚しいこともしたくないので、購入の敷居が低い英HDtracksからダウンロード。丁度いいタイミングで15%OFFキャンペーンをやっていたので、高いポンドであっても、CD1枚分のお値段で購入出来たので良しとする。

さて。サイモン・フィリップス。想像していたよりは叩いていないなぁ、などとぼんやり考えながら聴いていると痛い目に遭った。手数の多いこと多いこと。派手にドタバタ叩くタイプではなく、音楽に合わせて歌うタイプのドラマーだったんだなということを再確認。上原ひろみプロジェクトでも、確かにそう言う演奏だものね。

楽曲はAmazonにも書いてあったように、ちょっとハードなフュージョンと言った感。だからこそか、つるっと聴ける。やや量的に物足りないような気はするけれども、お腹いっぱいになって聴き飽きるよりはよい。これは良い意味でのお手頃BGMになるだろうといったところ。まずまずのお買い物でありました。

邂逅 / CHARISMA (2015 Hi-Res 96/24)

急に日本のインストプログロックに目覚めましたよ。と言いますが、最近、もしかして、その界隈では盛り上がりつつあるのかな?このジャンル。発売数が急に増えているような気がする。

で、このバンド。「伝説のメンバーが云々」というのはどうでもいいです。問題は中身なので。で、その中身はと言うと…。

ん?

インストプログロックって、ハードなフュージョンとどう違うんだろう?特に、先ほどSimon Phillipsを聴いたばかりなので、余計にそう思ってしまった次第。いや、確かにカッコいいのよ。聴いていてたぎる感じはあるのよ。でも、その差はどこにあるのか?ということをふと考えてしまったのね。そう言う意味では、Electric Asturiasだって、ハードなフュージョンという解釈も出来るし。

ま、面倒なことを考えるのはやめよう。この作品の本質を何も語っていないけれども、まぁ、そう言うことで。

Emotions / Mariah Carey (1991/2015 Hi-Res 96/24)

海外の配信サイトの新着ページを見ていたらこのアルバムが目に飛び込んできて「マライアのハイレゾ?それって実はかなりアリなんじゃないか?」と思い、この作品を一度も聴いたことがないくせに、迷うことなく購入。ええ。衝動買いですとも。

で、さすがに知っている1曲目の表題曲から、音質の良さにノックアウトを食らう。「うはー、90年代のサウンドでもハイレゾにすると、ここまでリアルになるものなのか!」と。まぁ、その辺はMJのアルバムでも証明はされていたけれども、それにしてもやっぱり。録音にお金をかけておくと、時代を超えて、ここまで耳が喜ぶ作品が出来るわけですよ。

そしてこれは新発見なのだけれども、マライアはバラードが上手い。「何を今さらバカなことを」と言われそうだけれども、ろくすっぽ聴いたことがなかったのだもの、仕方がないじゃない。もっとアップテンポ寄りの人かと思っていたけれども、この作品を聴く限りではいいバランスの上に成り立っているのだなぁ、と感心することしきり。

本当に24年目にしての邂逅。巡り会うべくして巡り会うのです。