某新古書店にて105円のシールをつけていたのでサルベージ。当時、自分にとってこのアルバムの何が刺激的だったかって、ドラム・ドラム・ドラム。SONYロックで育った自分にとっては「こんなにスネアを叩いていいの?」というショックで。得体の知れないタイミングで叩かれるドラムに、ノックアウトくらったんじゃないかと思われる。
ということで、自分の中では「渋谷系=リズムマニア」という印象だったからか、「渋谷系=オシャレ」という図式がさっぱり理解できなかった。渋谷系という括りで同列にされていたピチカートファイブに、リズムにおけるこの手の揺らぎを感じなかったので、余計にこの手の図式を受け入れることができなかったんだろう。お陰で今でもP5(というか小西イズム)は苦手なのだが。