音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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delicious way / 倉木麻衣 (2000)

ん?

当初は宇多田フォロワーというか、例の事件によって公然のパクリというかそういう存在にさせられてしまったわけだけれども、消費用ポップスとしての完成度は宇多田1stよりも高かったと認識していた一枚。

今日、刺身でもいけるというサンマを焼きながら聴いていたところ、これは消費用ポップスという甘っちょろい認識では不足しまくりで、実はブラックコンテンポラリーをJ-POPにきれいに輸入した、もしくはトラックを完全にそれに置き換えた上で、乗せるボーカルはJ-POPを踏襲したもの(ビーイングさんの言い分通り「ZARDを引き継ぐ遺伝子」という解釈でもいい)という意味では、数多現れた宇多田の解釈ミスとは一線を画して「倉木麻衣」というブランドを作っていた1枚だったのだと思ってみた心。

いや、ま、このブラックコンテンポラリー路線が続かなかったからこそ2nd以降はふがふふ。