音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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BLOND SAURUS / REBECCA (1989/2013)

Blu-SpecCD2での再発盤。2013年リマスタリング。とはいえ、土橋安騎夫監修の2004年リマスタとの差はそれほど認められない。

REBECCA最後のアルバムと言うことで、その後米国進出を試みるNOKKOの意向もあってか、英詞曲も多く収められたちょっといびつなアルバム。REBECCAの終焉がこれかぁ、と考えると違和感をぬぐうことは出来ないアルバムだけれども、通して聴くと意外にREBECCA節な雰囲気を噛みしめることが出来る。いや、「出来ないこともない」。

やはり異質なんですよ。小田原豊のドラムは全て土橋安騎夫によるサンプリングだったり、高橋教之は何をしているんだろうという作風だったり。土橋安騎夫は最後の最後で「これがREBECCA、もう、バラバラ」というコメントを残したことがあるが、実はそう言うことではなかったのだろうか、という最後の証明だった気がする。

それでも個人的には粒ぞろいの愛聴盤として楽しめるのであります。2013年リマスタということで接収しました。