わがままのほとりほとほとと歩きくたびれ
気はすずろ
歩み止まぬ傍らを
走り抜ける上り列車
対岸の楼 (たかどの) 日々姿を変え
腰落ち着ける石見当たらず
石温める腰疲れはて
我岸 (ががん) はらはらと足首を撫でる瀬に取られ
滑り至る涯てには彼岸 (かがん)
水滴らせ日に灼き抜かれた影探せば
跡もおぼろ
ほとり所あらず
我岸そこにあらず
詠む音楽 -45- (wagamama no hotori / bloodthirsty butchers)
これを書いたのは12年も前か…何も進歩していないな。ほとほとと疲れて途方に暮れた時には、この1枚ですよ。