Amazon Music HDのニューリリースページをただひたすら下へ下へとスクロールしていたのです。そこからなんとなく気になったアルバムを聴かずにダウンロードだけする単純作業。
そこで目に止まったのがこのアルバム。これは本当に直感としか言いようがない。
一通りの発掘とダウンロード作業が終わった後に、試しにこのシリーズ中の「5」とナンバリングされたアルバムを流してみた。
出てきたのはJ-POPカヴァー。素朴なボーカリゼーション。音数の少ない演奏。シンプルでいながらも、それでもさり気なく手の込んだアレンジ。
「上手い」とは決して言い切れない。でも、なぜか耳を離すことができない声。それは歌心を持った声とでも言えばいいか。原曲の持つイメージを大切に、それを歌い手のフィルターを通して自分のモノにしているカヴァー。それこそが「歌心」と表現されるものではないだろうか。
と、これを書きながら、シリーズをランダムに聴いている次第。思わぬ掘り出し物。