夜に聴きたくなる作品を。
1999年作品。23年も聴き続けている、自分にとっての邦楽ヒップホップの名盤。何が名盤たらしめているか、その理由は至極シンプル。
冷徹に紡ぎ上げられたトラック、言葉とそれに付帯する贅肉を極限までに削ぎ落とした2MC、それらの魅力を引き出すべく端正に記録された録音。
パッケージされた作品はどこまでも都市志向。類似性を持ったヒップホップ作品、いやアーティストが日本において存在しなかった。
ありとあらゆる面において完璧なのです。この23年間を見るに、自分のヒップホップはここから発展していけなかったな。