音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

Last Roll -11 years of L-R- / L-R (2002 FLAC)

本日の朝一に。

一人酒盛りがあけた朝はあいにくの雨模様でありますが、昼から晴れるということなので、とりあえず洗濯機を回して、ノンビリとこれを。

昨晩はひたすらクラシック攻めの後、そのまま5時近くまで椅子の上でダウンしていたので、少し方向性を変えて爽やかなポップ路線でね。

Last Roll ・・・11 years of L⇔R・・・

チャイコフスキー:交響曲第5番 / パーヴォ・ヤルヴィ, チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 (2020 FLAC)

綺麗な音作りであることよ。と思ってよくよく考えてみたら、これ、トーンハレ管でした。綺麗なはずです。

ドラマティックなチャイコフスキーを、過剰な演出はなしにして物語を紡いでいく、そのバランス感覚の良さこそが、パーヴォ・ヤルヴィさんの真骨頂ではないかとね。

コテコテの演奏が好みであれば、パーヴォ・ヤルヴィの指揮は物足りなく感じてしまうのだろうけど。

その点において、自分とパーヴォさんとの相性は抜群なのですよ。コテコテよりもスポーティな演奏を好むらしいと言うことは、このところ徐々に気がつき始めているのでね。

プロコフィエフ:交響曲第3番 / ネーメ・ヤルヴィ, ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 (1985/2008 FLAC)

何度聴いてもインダストリアルスチームパンクプログレッシブクラシックだな、これ。

このハチャメチャ感が導くカタルシスが素敵なのであります。

と、白ワインを氷一杯のタンブラーにあけ、炭酸水で割って飲みつつ聴いております。

ようやくゴールデンウィークが終わってくれるな。

Greatest Hits: God's Favourite / Green Day (2017 88.2/24)

このようなものを流しながら、午後は寝てた。例によって寝てた。一度目を覚まし、このアルバムが終わるのを確認して後、また眠りに落ちていた。

気付いたらもう16時になろうとしている。

ゴールデンウィークの休みストレスは、今日で解消されるのかしらね。

シューマン:交響曲第4番 / パーヴォ・ヤルヴィ, ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン (2014 SACD)

快活系のクラシック楽曲で今日の午前中は攻めましたよ。仕上げはヤルヴィのシューマンで。あまりこれまで聴いてこなかった4番をチョイス。

なんとなく、クラシック音楽成分がこのところ足りていなかったような気がしていてね。

おかげさまで、どこか心がスッキリとしたような感覚に。

シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレイト」 / ホリガー, バーゼル室内管弦楽団 (2018 96/24)

見通しがよく、清らかな聴きごたえのある、ホリガーによるシューベルト。

「見通しがよい」と言う表現を使うことが最近増えているように感じていたのだけれども、それはもしかすると、演奏自体がそうであると同時に、自分がクラシック音楽に接する際の「聴く耳」が出来上がってきていることを意味しているのではないかと思い始めた次第。

それはある意味において正しいのではないかと。クラシック音楽など聴けたものではなかった過去の自分の耳では音の塊でしかなかった音像も、今ではそれを分解して聴けるようになってきたと言うことか。

それを証明するには、まだ時間や経験を重ねる必要はあると思うのだけれどもね。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 / グルダ, シュタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1970,1971/2016 SHM-SACD)

モーツァルト弾きと言うこともあってなのか、グルダのピアノをベートーヴェンで聴くと、どこか丸みを帯びてマイルドであるかのような気がしてくる。

もちろんそれが魅力なのであって、しなやかなベートーヴェンを堪能することが出来るわけです。

これも素敵なコンチェルトだよね。

ベートーヴェン:交響曲第5番 / フィリップ・ジョルダン, ウィーン交響楽団 (2020 FLAC)

朝の生活音に負けないクラシック音楽はベートーヴェンである。

弱音部がどこまでも長く続くことがほぼなく、今風に言うならば全体的にコンプがかかったスコアリングであるために、生活音に負けないのだと言うことに気がついた。

そしてこの快活な演奏、パキッとした演奏がこれまた朝にふさわしい。背筋が伸びますな。