音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ひとかけらの夏 / 村田和人 (1983/2012 FLAC)

ソングライティングという意味では、実のところ、わりと地味なアルバムではないかと思っています。

そこにアレンジの華やかさが乗ることによって、ほどよい爽やかさ加減が生まれていると思った次第。

こう言う音楽が聴きたくなるくらいに、身体が熱いのですよ。もしかしたら温度も暑いのかもしれないけど。

ひとかけらの夏

あなたになりたかった / 平井堅 (2021 Amazon Music HD)

何人たりとも寄せ付けない、J-POPシンガーとしての矜持と誇りを持って届けられたのではないかと思えるほどの、強靱な歌唱力。

ここまで歌詞、言葉を丁寧に伝える、そして伝わるシンガーはそういないと改めて実感させられた。

なんだか平井堅は独走態勢の異次元に入ってしまったかのようだ。

あなたになりたかった (通常盤) (特典なし)

靖幸 / 岡村靖幸 (1989/2012 BSCD)

ジム初日。プールから帰宅した後に。

とにかく運動後も身体の中で脂肪が燃焼している状態。カプサイシンでも大量に摂取したのではないかのごとく勢いで、身体中が熱い。

全然汗が引かないので、Tシャツからタンクトップに着替えて、少しでも空調の恩恵を得るべく調節する。

どうやらここしばらく続けていた散歩のおかげで、燃焼しやすい身体になっていたようだ。

と言うことで、このアルバムを聴いている間中、とにかく燃焼しまくっていた。

300mしか泳いでいないのに、これだ。地道にジム通いを続けます。

靖幸

ブルックナー:交響曲第6番 / ネルソンス, ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (2019 192/24)

クラシック音楽。夜中に聴きたくなるのはブルックナーかシベリウスであることが多いような気がしている。

両者の持つその抽象性が、独り身の夜が持つ茫漠とした感覚に上手く入り込む、もしくは欠けたピースの中にはまるのかもしれない。

また、貴重なる静かな夜をより長く満喫したいと言う思いからも、これらを選択することに繋がっているとも言える。

もしくは、自分という小舟が、ブルックナーの大海でゆったりと、時に激しく揺さぶられる感覚が楽しくもあることもまた事実。

と言うことで、今宵はブルックナーの交響曲第6番をこの組み合わせで。

何度もここには登場しているような気がしているけれども、最新型のブルックナー演奏として、自分の好みにぴったりとアダプトしたのであります。

長丁場な演奏なので、2回に分けてヘッドホンにて堪能。

3時半を回りました。真夜中から夜明けに向けて、次は何を選びましょうかね。

white (Remastered 2018) / 井上陽水 (1978/2018 192/24)

感覚の全方位に対して研ぎ巡らされた歌詞の世界観が、図抜けて素晴らしい作品。

特にアルバムのリードシングルである頭2曲、大麻所持による服役中に書いたとされるこれらの曲の出来が凄まじく、皮膚の下に入り込み、そこをヒリヒリとえぐるような感性は、井上陽水作品のこの後にも先にも現われないと思わせるほど。

ネガティヴな環境に追い込まれた人間が発揮する、そのバネの強さをまざまざと見せつけられるかのごとく。

自分の中では、井上陽水作品で1、2位を争うほどの楽曲集であります。

white