クラシック音楽。夜中に聴きたくなるのはブルックナーかシベリウスであることが多いような気がしている。
両者の持つその抽象性が、独り身の夜が持つ茫漠とした感覚に上手く入り込む、もしくは欠けたピースの中にはまるのかもしれない。
また、貴重なる静かな夜をより長く満喫したいと言う思いからも、これらを選択することに繋がっているとも言える。
もしくは、自分という小舟が、ブルックナーの大海でゆったりと、時に激しく揺さぶられる感覚が楽しくもあることもまた事実。
と言うことで、今宵はブルックナーの交響曲第6番をこの組み合わせで。
何度もここには登場しているような気がしているけれども、最新型のブルックナー演奏として、自分の好みにぴったりとアダプトしたのであります。
長丁場な演奏なので、2回に分けてヘッドホンにて堪能。
3時半を回りました。真夜中から夜明けに向けて、次は何を選びましょうかね。