ALTIMAのボーカリストというイメージ先行で聴いてみたのだけれども、高域を張り上げるボーカルの多いALTIMAと比較して中域で音程が動く作品の多いソロでは、そのボーカルスタイルも随分と印象が変わって聞こえてくる。正直なところ、同じ人が歌っているとは思えないくらいの変化がある。どちらが良い悪いではなく、どちらも独立したボーカリストが担当しているという味があって、これはこれでなかなか楽しませてくれるという印象。一本調子な楽曲の展開がちょっと勿体ないくらいに、このボーカリストのカラーを味あわせてもらえれば、もっといい印象だったかもしれない。あ、そうか、そういう意味でALTIMAとの差別化を聴き手である自分から図れば済むだけの話か。