音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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PS4U / Tomato n'Pine (2012)

うーむ。良くも悪くも優等生過ぎるのだよな。トラックも優等生ならボーカルも優等生。色んな意味でエッジが効いている現代アイドルサウンドを好む耳としては、何かが微妙に物足りない。

もしくは、あれだ。この作品が2012年というタイミングでリリースされているからなのかもしれない。他社アイドルがそれぞれの個性で売り出している中に、正当派アイドルとして仕掛けて行こうとした辺りに行き詰まり感があったのではないかと。2013年も終わろうとする今ならば「Perfumeならこうするだろうな。ももクロならこう行くだろうな」という比較対象の傾向がある程度固まってしまっていて、2012年という年が中途半端なレトロ的な年に感じてしまうのだ。

リアルタイムで聴いていたならば「これはいい!」と言えたかもしれないけれども、今となっては決め手に欠ける印象。機を逸した。その一言に尽きる。