SUGARのリイシュー、エネルギー全開の復活作、旧作の25周年記念盤、と随分と忙しい数年間を精力的に活動しているBob Mouldの新譜。
事前に全曲試聴していたけれども、やはりディスクで聴くと集中力が高まる。
それにしても前作での轟音パワーポップ回帰ぶりには驚かされたけれども、今作はさらに勢い倍増。その中にお得意のフォーキーなキャンプファイヤーソングも置かれていたりして、まるでSUGARが戻ってきたかのような面持ち。年齢なりの悲しみのようなものを感じさせるトラックを配置してみたり、うまい具合にいい歳の取り方をしてきたのだな。
もう結構なお歳だろうけれども、加齢を一切感じさせず、かといって過去のサウンドに単純にレイドバックすることもなく、新しいBob Mouldを提供し続けてくれるというのは、ファンである自分にとっても嬉しいことなのであります。
12トラックス、36分15秒。2014年の必聴盤。