リリースされていたことを全く知らなかったアルバム。本日到着。いそいそと封を開け、リッピング、そして再生。
…ボブ爺、あんた、クレイジーだよ。
ソロになってからの作品で、もっともフルスロットルなアルバムかもしれない。『Silver Age』で「なんだ、まだまだやれるじゃんか!」と思ってから数年、「あんた、一体どこまで吹っ飛ぶつもりだよ!」と、もう口をあんぐりと開けて、シャッポを脱ぐしかないですよ。初老の爺さんが作り出すサウンドとは思えないパワーポップ。いや、ロックだ。これぞロックだ。そんじょそこらのオルタナバンドにボブ爺の爪の垢を煎じて飲ませたい。ああ、この殺人的なギターよ。そしてそこから顔を覗かせつつもしっかりと耳に焼き付けるボブ爺のボーカル。もう辛抱たまらん。ボブ爺、完全に吹っ切れたんだろうなぁ…。「俺の道はこれしかない!」的な。痛快の極み!いや、愉快!