ドイツ・グラモフォンの廉価盤一斉放出で購入した1枚。ヒラリー・ハーンは過去に山荘で聴いたような記憶があるのだけれども、音が記憶に残っていなかったので購入。
非常に繊細なヴァイオリンを奏でる人であるな、と言うのが第一印象。ややすると楽団のエネルギーに取り込まれそうになるところを、決して力むことなく、ただ真っ直ぐに自分の音を貫く演奏。繊細なのだけれどもしっかりとコシもあって、心地よいヴァイオリンの響きに耳が吸い込まれていった次第。なるほど人気演奏家になったのも一理あると、うっとりと聴かせて頂きました。