久しぶりにリヒテルのラフマニノフとチャイコフスキー。
しかし濃厚だね。もうガツンガツンと音が塊になって押し寄せる。それは波のような塊が砕けるような瞬間であったり、音の礫が頭上から降り注ぐような心地よい痛みであったりという、「これがリヒテルだよな」としか言いようのない音世界。
特にチャイコフスキーはここまでイカした演奏だったのかと再発見。やはり耳は着実にクラシックの経験値を上げており、それに伴って、受け取る情報量が増えていることを実感するわけです。
いや、とにかくカッコいいわ。って、この感想は以前から変わらないな。
Rachmaninov: Piano Concerto No.2 / Tchaikovsky: Piano Concerto No.1 【Hi-Res】