『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』に付属のライヴBlu-rayを観て、アルバムに収録されている楽曲のアレンジが、いかにブラスとの相性を考え抜いて作られているかを実感出来たので、「これはライヴが本編だな」と思うに至り購入。
果たしてその中身は、もう、抜群のビッグバンドアレンジ。ホーンセクションが豪快に鳴り響く、音楽の豪華絢爛なる世界。
これだけ分厚いバックを抱えても、MISIAの歌は一歩も引かないどころか、むしろグイグイと前に出てくる。正に歌のエンターティナー。歌の滋味強壮剤と言った感あり。
これだけイレギュラーなアレンジ形態を抱えても、曲のイメージが全く壊れないどころか、イメージ通りかつパワーアップを経て届けられると言うのは、いかに原曲の持つ芯が強いものであるかと言うことの証明でもあり。
アルバムを聴いた際にも思ったことではあるけれども「Everything」に至っては、パブリックイメージである所の壮大なバラードの枠組みを超えて、強固なバラードに生まれ変わっている所などが、正にその事を証明しているのではないかと。
非常に濃厚なライヴ映像でありました。プロいね。