Saigenjiライヴ音源を、メインシステムにてようやく堪能。
しかしこの最小限の編成でこの熱量の高さ。熱いワールドワイドなグルーヴの中に、日本人としての端正さがスパイスとして一緒に煮立てられ、混沌となる手前で、バンドとして高いレベルで演奏を繰り出す。
これが盛り上がらないはずがない。日本人には日本人なりの熱い血が流れていることを実感すると同時に、その枠をいともたやすく飛び越えてしまったSaigenjiの歌が持つ、人を踊らせる力をまざまざと見せつけられる結果となった。
新型コロナウイルスの影響で、生でライヴを観ることは叶わなかったが、これはライヴの臨場感を涼しい部屋で味わうだけではなく、その場、正にライヴな空間で楽しむものでしょう。
その呼び水としても十分に機能する、繰り返しになるけれども、熱い、ライヴがここにある。