音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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note / 上白石萌音 (2020 48/24)

メインスピーカーで音楽を聴ける時間は、スペシャルな時間であると実感しつつ聴いた。

この夏は一体どれほどこのアルバムに救われただろうか。例年以上にとにかく弱っていた夏だった。

そして秋になったかと思ったのも束の間、長雨がまた自分を弱らせる。そう言った晩にこのアルバムをしみじみと。

上白石萌音の溌剌としながらも、人をやさしく包み込む、人の耳にそっと入り込み寄り添う声が、他ならぬ自分にも「弱っていてもいいのだよ」と告げてくれる。

そのような思いにとらわれるほどに、今は弱っている。