音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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しなやかで、したたかで、弱くて、強い。

ここに収められている鬼束ちひろは七変化の様。楽曲毎に雰囲気と表情を変える。何か芯があるとすれば、それは「鬼束ちひろ」という人物像のみで、そのもはや安定してみせた存在が聴き手である自分に安心感を与えてくれる。

だからこそ、その音楽性が七変化であろうとも、鬼束ちひろと言う軸がぶれない限り、そこにあるのは一人の表現する女性の凛とした姿なのだ。