「iFi Audio iPurifier DC2 with Red Barrel Cable」をNASのI-O DATA HDL-RA3HG(Soundgenic)に導入しました。
約4時間の通電の後、半日掛けて色々な音源を鳴らして、サウンドチェック。
聴いた音源と、その音の変化の傾向を以下に記します。聴き進めるに従って、変化のポイントが多く感じられていきます。
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音源の奥深くから音が鳴る印象。ピアノの余韻が美しく響く。ボーカルのマイキングもこれまで以上にリアルに感じられる。隠れがちな音も、主張しすぎない程度に表に出てくる。
ボーカルのハスキーさがより艶やかになって表現される。全体的にボーカルアルバムとしての存在感が増す。
ややすると暴力的にも感じられたリマスタの表現が、適正なまとまり方を見せ、楽器とボーカルが喧嘩をしなくなった。それでいて楽器の張り出しがより明瞭になり、アタックの粒立ちがクリアに。
これまではエネルギー表現だと思っていた箇所が、実はややノイジーな、ある意味雑な音作りであったことが判明。それらが取れて、音の丁寧さが表面化したと言ってもいい。同時に聴き疲れが大幅に低減した。
ロックとしてのパワーは削がれずに、音が整頓されて出ている印象。実に聴きやすい。
歪み感が低減されると言うことは…と思い再生してみると、tr.1の曲頭の歪みが見事に除去され、アルバム全体としても美音の仕上がり。
音のパワーであったり、元気さであったりと言う、音として必要な要素はそのままに、より丁寧な出音になる傾向が顕著であるという結果に。音の様々な部分にノイズが絡んでいたと思われる、音の歪みがあったことにも驚いた次第。
それによって長く聴いていても聴き疲れが発生しづらい、実に音楽鑑賞にとってはいい環境にもなるアクセサリーであることを実感した次第。
自分のオーディオ環境においては、費用対効果バッチリです。