昨日の日中から今日の未明にかけて、ずっとリスニングポジションに陣取って、フォーカルさんと対峙していたのですが。
本当にいいスピーカーなんですよ。鳴りっぷりが悠々としていて。昨日はポップス中心で聴いていたのですが、クラシックでも悠々と鳴らすスピーカーということもあってか、ポップスも余裕を持って立体的に鳴らしてくれる。
システム全体がソースのえり好みをしないような構築をしているので、どのようなジャンルを持ってきても、その旨味を引き出してくれるのです。
もうこのシステムの形になってから1年も経過するわけですから、そのようなことは重々承知していて当然のはずなのですが、当然のことはなかなか実感として見えてはこないことも多く。
そのような未明の気づきとしては、フォーカルさんは極端に小音量に絞ってもしっかりと音が届くと言うこと。
ジャズでボリュームを絞って聴くことはあったのですが、ポップスでそのようなことはこれまで1度もしたことがなく。
瓢箪から駒的なボリューム設定をしたのですが、これが思いの外、音が飛んでくることに驚いたのです。
ウーハー2発ですから、見た目よりも口径が大きくなると考えるべきでした。
ボリュームを絞っても低域が安定しているので、音が痩せてこない。従って小型スピーカーにありがちな、小音量で低域をブーストしなければならないことも起こらない。音のバランスが崩れないのです。
何を今さらと思いましたが、気づかないことはとことん気がつかないことであって。
これによってフォーカルさんの実用的という意味合いでの汎用性が大幅にアップしました。未明という時間でもフォーカルさんで音楽を楽しむことが出来る。
これは自分にとっての至福の時間が増えることにもつながるわけで。
本当に固定観念に縛られやすい自分の実力不足を露呈する出来事で、まったくもう。
まだまだ引き出せてない、自分のオーディオシステム的Tipsがありそうで、楽しみがまた大きく広がったわけであります。
ああ、自分を幸せにしてくれるシステムになってくれたのだな。