何とはなしに聴いてみたのだけれども、いや、アレですね。リマスタの功罪についてまた考えさせられましたね。
この1993年のオリジナル音源はとても「聴きやすい」音作り。そしてZARDの録音が意外にもリッチなもので、それが聴きやすさにもつながっているのだと、今さらながら気がついてみた次第。
このややソフトフォーカス気味で聴きやすい録音が、現代のリマスタ音源になるとカリッとした、見通しは確かによいのだけれども、ややすると聴き疲れしてしまう音質に変わってしまう現象がここにも現われているな、と。
良し悪しではないのです。それもまた好みの問題ですから。
しかしながら、当時の音作りと今の音作りとのこの大きな差を見せつけられると、果たして何が正解なのか考えるに悩ましいところではあります。
