本日の朝一に。
TPDはここのところ『Vol.5』ばかりを聴いていたような気がする。それまではこの『Vol.6』を長らく愛聴していたのにね。
このチープなノンストップダンストラックスが、コンパクトかつインスタントで好きなのですよ。この当時のダンスミュージックの流れを一気に吸収して、TPDの活動としても本気でブレイクを目指していたのではないかと思えるほど。「これ以前」とは作風が大きく異なるのだよね。キャイキャイやっている曲が姿を消した。どこかクールでハードボイルドな都会の空気感すら漂うほど。
このアルバムをリリースした翌年には篠原涼子が小室哲哉の力を受けて、あのビッグヒットを生み出すのですよね。その音楽的な意味でも、伏線がこの作品にあると思っているのです。
小室哲哉がプロデュースに参画していることを抜きにしても大好きな、1990年代初期のアイドル傑作アルバム。