音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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TMN CLASSIX 1・2 / TMN (1993/2014 BSCD2/FLAC)

1993年作品の2014年リマスタ。

前々から気になってはいたのです。新品が安売りされていたので購入。自分の中の小室哲哉熱がまたまた再発している時期なのでね。TMマニアしか購入しないアルバムですよ。

それにしても、とことんやれるところまで豪快かつファットに仕立て上げたリマスタだな。このアルバム自体、そう言ったミックスが目立つ、基本的にはリミックスアルバムなので、これはこれでアリかも。低域がブリブリグイグイ言って、高域のシーケンス音が前面に飛び出してくる。一方で1993年のオリジナルよりもスッキリとした要素、聴感的に整理されて聞こえる部分もある。

総じて面白い。これはボリュームが上がっていきますね。

と思ったら、隣室の家族が早々に眠りに就いた。リッピングしてWALKMANでリスニングですな。

ライナーを久しぶりに読んだところ、この作品はあの怪作『DRESS』を小室哲哉が自分なりに解釈し、同様の実験を自ら手がけようと試みたようだけれども、それ以上のものがあるようにも思えるのです。

この2枚セットのリミックスアルバムは、いずれも後半がミドルチューンからバラードにかけてのテンポの楽曲が収められているのですよね。『DRESS』とそれに先行するシングル収録群ではその手の楽曲はほとんど収録されていなかった。それら楽曲にも新たなスポットライトを当てたかったのではないかと、今なら思えるわけです。またこの流れが聴いていてとても心地よいわけで。

TMN CLASSIX 1・2